最近はノロウイルスの話を良く聞きます。テレビなどのニュースで度々出てきました。原因は人の手からの感染が主で、ノロウイルスに対しての洗浄や消毒の徹底が叫ばれているようです。特に集団調理の場では最重要な事だと思います。そもそもノロウイルスとはどのようなものなのか調べてみました。
ウイルスの中でも小さいウイルスに属して培養が難しく、未だ研究が進んでいないウイルスのようです。20℃の温度で約1カ月、4℃の低い温度だと約2ケ月生存しますので冷蔵庫の中でも長期間生存し、主に冬場の11月から3月に発症例が多いとされています。検査方法は比較的迅速に判断できるようで、約20分程度で検査結果が分かるノロウイルス検査キットが大きな病院にはあるようです。
感染から発病までは1日から2日で、洗浄や消毒が不十分な人の手を介して経口感染後、十二指腸から小腸で増殖し、激しい嘔吐、下痢、発熱を主症状とし1~2日間で治癒し、死に至ることはないそうです。しかし、いずれにせよ食中毒性のウイルスであるので、調理の現場ではノロウイルスに対して十分な洗浄と消毒を心がける必要性があるとされており、研究が非常に難しいウイルスの一つなので、現状これ以上の有効対策が見いだせないようです。